歯科医師の試験について

歯科医師になるためには歯学部を卒業して学士になるだけでなく、国家試験に合格して資格を取得する必要があります。歯科医師は一般の医師資格とは別の資格となっています。
この歯科医師の国家試験は必須問題、一般問題、総論問題の大きく3種類の試験科目が設定されています。試験は毎年2月に実施され、3月下旬に合格が発表されています。
かつて歯科医師の国家試験といえば受験者のほとんどが合格するのが一般的でした。もともと歯学部を卒業した人たちが受験するため、ハードルは決して高くなかったのですが、近年の歯科医師過剰問題の影響で年々難易度が高くなり、合格率も下がっている状況にあります。たとえば2009年度の歯科医師国家試験では全体の合格率は67.5%。受験者数3531人に対して合格者は2383人となっています。合格率は年々下落している状況にあります。

このように、歯科医師の試験は年々難関となりつつあります。その反面、大学ごとに合格率に大きな差がでる傾向も見えており、大学ごとの合格率の情報が毎年話題になるようになっています。歯学部を出れば誰でも歯科医師になれる時代ではなくなっているということでしょう。歯科医師を目指す人にとっては非常に厳しい環境になっているわけですが、それが現在の歯科医師を巡る厳しい環境を改善できるきっかけとなるかはまだまだ未知数な面もあります。歯科医師間の収入の格差が大きな問題となっている現在、歯科医師になるのも、なってからも難しい職業となりつつあるのかもしれません。